2004年 09月 27日
インファナル・アフェアⅡ 無間序曲 (無間道Ⅱ)
2003年、香港。劉偉強・麥兆輝監督。余文樂、陳冠希主演(?)。
やっとこさ観てきました。
いやあ、なんのこたーない、悪徳刑事と極悪やくざの話だったじゃないの!
じゃ、Ⅰでの黄Sirの壮絶な死(つくづく車に縁のある人ね)も、「狐と狸の化かしあい」に敗れた末の、おあつらえ向きの末路だったってわけ?
でもさ、数字その他の物理的な辻褄合わせはともかく、なんでサム(曾志偉)がヤン(余文樂)を生かしておく気になったのかが、これじゃ全然わかりましぇん。
あれだけ身内をネタにして(皆○しだし)姑息な脅しをかけていた男が、どうしてヤンを自分の舎弟になんかするのさ?
だって、ヤンはハウ(呉鎮宇。かっこいい)とヘンタイ関係(あ、これ、広東語です。だってそう聞こえるんだもの)にあるのよ。
俺だったら殺すね(急に大佬化する)。
で、殺されちゃったヤンには実はそっくりの双子の弟がいて、そいつがⅠで登場、って、全く別の映画じゃないの、それじゃあ!!!
・・・・その辺の説明が、欲しかったっす(もしかして、どっかにヒントがあるのか?)。
それと、色々あって結果的には大ボスにのし上がったサムが、どうやって下の者の人心を掌握していったのか、そこも知りたかったんだけどなあ。
不満分子とかけっこういそうだもん、あれじゃ。
しっかし、あんなに酷い目に遭ったのに、それでも潜入を続けたのね、ヤンさん。
頭もおかしくなるはずよ。
とどのつまりは、チャーハン、じゃなくて、チャーヤンとしての誇りゆえなのでせうか?
各所絶賛のマリー姐御(劉嘉玲)、たしかによかったっすね。
わたくしにとっての「ベスト・オブ・劉嘉玲」は、やっぱり『女ともだち(自梳)』なんすけど。
あれも姐御肌の娼妓だったな。
ただ、エロ味がちょこっとあってもよかったような気が。
マリー姐御が主人公の外伝なんか、観たいですね。
それから、わたくしの中では「狂犬」 or 「那英の夫」のイメージしかなかった張耀揚が、ここでは「狛犬」になって登場。
気のせいかもしれませんが、身体が異様に膨張して見えました。
あ、そうそう、杜汶澤って、「ヤンのお友達→兄貴分」だったんすねえ。
いつ、弟分に?
あー、でもやっぱり解せないな、なんでヤンが生かされたのか。
観ているこっちも「無間道」だわ。
あららら、若いお二人さんのこと、全く無視しちまったよ。お詫びのしるしに写真でも。
最後にもひとつ。ハーモニカの『蛍の光』は、ちょっとストレートすぎたね。
付記:わたくしの観た回(平日午後)、おっさんばかりでした。皆さん、東映任侠&実録路線ファンなのでしょうか(中野武蔵野ホールがそのまま移動してきたような)。でも、『LOVERS』観たときの女だらけの映画館よりもずっと落ち着いたな、気分的には。こういう方々の感想をうかがってみたい気がいたしますです。
今の渋谷東急って、かつての東邦生命ホールでして、当時は伝統邦楽の演奏会がよく行われていました。昔、伝統芸能関係の雑誌に記事を書いていたあっしも、よくお邪魔したものでございます。三味線からチャカへ・・・・。
(於:渋谷東急)
やっとこさ観てきました。
いやあ、なんのこたーない、悪徳刑事と極悪やくざの話だったじゃないの!
じゃ、Ⅰでの黄Sirの壮絶な死(つくづく車に縁のある人ね)も、「狐と狸の化かしあい」に敗れた末の、おあつらえ向きの末路だったってわけ?
でもさ、数字その他の物理的な辻褄合わせはともかく、なんでサム(曾志偉)がヤン(余文樂)を生かしておく気になったのかが、これじゃ全然わかりましぇん。
あれだけ身内をネタにして(皆○しだし)姑息な脅しをかけていた男が、どうしてヤンを自分の舎弟になんかするのさ?
だって、ヤンはハウ(呉鎮宇。かっこいい)とヘンタイ関係(あ、これ、広東語です。だってそう聞こえるんだもの)にあるのよ。
俺だったら殺すね(急に大佬化する)。
で、殺されちゃったヤンには実はそっくりの双子の弟がいて、そいつがⅠで登場、って、全く別の映画じゃないの、それじゃあ!!!
・・・・その辺の説明が、欲しかったっす(もしかして、どっかにヒントがあるのか?)。
それと、色々あって結果的には大ボスにのし上がったサムが、どうやって下の者の人心を掌握していったのか、そこも知りたかったんだけどなあ。
不満分子とかけっこういそうだもん、あれじゃ。
しっかし、あんなに酷い目に遭ったのに、それでも潜入を続けたのね、ヤンさん。
頭もおかしくなるはずよ。
とどのつまりは、チャーハン、じゃなくて、チャーヤンとしての誇りゆえなのでせうか?
各所絶賛のマリー姐御(劉嘉玲)、たしかによかったっすね。
わたくしにとっての「ベスト・オブ・劉嘉玲」は、やっぱり『女ともだち(自梳)』なんすけど。
あれも姐御肌の娼妓だったな。
ただ、エロ味がちょこっとあってもよかったような気が。
マリー姐御が主人公の外伝なんか、観たいですね。
それから、わたくしの中では「狂犬」 or 「那英の夫」のイメージしかなかった張耀揚が、ここでは「狛犬」になって登場。
気のせいかもしれませんが、身体が異様に膨張して見えました。
あ、そうそう、杜汶澤って、「ヤンのお友達→兄貴分」だったんすねえ。
いつ、弟分に?
あー、でもやっぱり解せないな、なんでヤンが生かされたのか。
観ているこっちも「無間道」だわ。
あららら、若いお二人さんのこと、全く無視しちまったよ。お詫びのしるしに写真でも。
最後にもひとつ。ハーモニカの『蛍の光』は、ちょっとストレートすぎたね。
付記:わたくしの観た回(平日午後)、おっさんばかりでした。皆さん、東映任侠&実録路線ファンなのでしょうか(中野武蔵野ホールがそのまま移動してきたような)。でも、『LOVERS』観たときの女だらけの映画館よりもずっと落ち着いたな、気分的には。こういう方々の感想をうかがってみたい気がいたしますです。
今の渋谷東急って、かつての東邦生命ホールでして、当時は伝統邦楽の演奏会がよく行われていました。昔、伝統芸能関係の雑誌に記事を書いていたあっしも、よくお邪魔したものでございます。三味線からチャカへ・・・・。
(於:渋谷東急)
by sen1818
| 2004-09-27 22:22
| 映画