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ひさびさに『花様年華』を見ながら

どうでもいいことばかり考えていました。

ま、映画の感想はとりあえず置いといて、と言うか、書く気全く無しなのですが、何がびっくりしたって、最後の「鳴謝」のところ、于倩(往年のセクシー女優)の名前が四角で囲ってあるじゃない。

彼女、この時点で既に故人だったのね。

1947年生まれだから・・・・若すぎるよ。

(追記:彼女は藩迪華の妹役を演じる予定だったけど、撮影中に亡くなったそうです。っていうと、撮ったフィルムは使ってるんか?)

でも、香港電影資料館のデータベースじゃ、まだご存命ってことになってるし。
あそこのデータ、けっこういい加減だよなあ。

以下、ちょっくら箇条書きでしようもない妄想を。

1、いついかなる時でもビッと旗袍を着こなしている張曼玉
尤敏は「旗袍は仕事の時には着るけれど、窮屈だし身体の線がはっきり出るので、普段は着ない」と言っていました(お写真は1962年の尤敏)。
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たしかに、彼女の普段のスタイルはパンツルック中心です。
当時の『國際電影』や『南國電影』を見ても、仕事のとき以外はだいたいみんな普通の洋服を着ていますね。
ただし、女優さんと一般の方とではいろいろ状況が異なるのでしょう。

2、若き日の雷震
張曼玉のボス役のおじさん。
電懋生え抜きの男優にして、樂蒂のお兄さんです。
一番信じられないのは、芽瑛(アンジェラ・マオ)と結婚していた時期があること。
若い頃の彼って、偉仔にけっこう雰囲気が似ているとわたくしは思います。
お写真は、『家族(小兒女)』(1963年、王天林監督)の尤敏と雷震。
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3、『グリーン・アイズ』
映画で使われているのはナット・キング・コールのものですが、アメリカで大ヒットしたのは、1941年のジミー・ドーシー楽団ヴァージョン(歌:ボブ・エバリー&ヘレン・オコンネル)。
1941年5月17日から24週チャート・インして、内4週は1位をキープ、ミリオン・セラーを記録しました。
いま、国内盤CDでは聴けないようですね、残念ながら。
わたくしが持っているCDは、デッカ・レコード(なぜ「福茂」というのでしょう?)60周年記念に出たもので、既に廃盤のようです。
輸入盤がありました。試聴はこちらでどうぞ。

4、やたらと食ってる
やたら食ってますね、あの2人。
ベッド・シーンがない代わりに、とにかく食ってます。
食と性は隣り合わせの行為だとあっしなんぞは考えておりますので、これだけでもうお腹いっぱいでおました。

5、日本製電気釜
が登場しますが、あの頃既に銅鑼湾の大丸は盛業中。
泉京子の海女映画が、エッチなおじさんたちには大人気だった模様(新東宝のエログロはどうだったのかしらん?)。
1962年には、日劇ダンシングチームを中心とする「東宝歌舞団」が香港公演を行いました。
その前に、SKDも公演やってるしな。
ちなみに、樂蒂や林黛の新婚旅行先は日本でしたし(林黛なんか、お忍びでスキーをやりに来たこともあります)、『四千金』(1957年、電懋)でも、四女夫婦は新婚旅行で日本に向かうのでした。

あ、そうそう、『香港の星』も1962年の映画。
東映が樂蒂を日本で売り出そうとしたのも、1962年のことだし。

というわけで、おばさんの勝手な妄想は、際限なく続くのでありました・・・・。

付記:ついでに言うと、『「夢二」のテーマ』を聴くと、いつも「ぬか漬けにされる広田玲央奈」を思い出すのでしたわ。
by sen1818 | 2004-09-24 01:02 | 映画

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by sen1818