2004年 09月 22日
高校生番長 深夜放送
1970年、大映東京。帶盛迪彦監督。八並映子、篠田三郎、小野川公三郎主演。
お待ちかね(誰も待ってなんかいないよ!)、「高校生番長」シリーズ第3作。
前作(『棒立てあそび』)での無謀な演技が評価されたのか、南美川洋子たんを蹴散らして、八並映子たんが単独主演を張っています。
でもね、はっきり言って、つまんないのよ、これが。
「これが大映カラーさ!」と言われてしまえばそれだけなのだけれど、最初から最後までどよーんとしっぱなしで、ぱっといたしません。
またこのどよーんとした空気に、八並映子たんのどよーんとした美貌(カールおじさんとイソジンのカバに似てる気が)が見事にマッチ、救いようのない世界を形成しております。
変に「野良猫ロック」シリーズを意識した点も、なんだかいただけませんね。
やっぱり、きれいどころ(南美川洋子たん)がいないと、つらいわ。
お話の内容は、あいかわらずくだらない喧嘩とレイプの連続に加えて、八並映子たんが「処女か処女でないか」に、皆さん、異様に拘ってます。
どうだっていいじゃん。
松坂慶子たんが出てたけど、ストーリーには関係ない単なるにぎやかしなので、ほとんど盛り上がらず。
ま、それでも、傾きかけたあばら家(大映)の屋台骨を映子たんが支えていたのは紛れもない事実。
その点は、きちんと押さえておきたいものです。
あ、そうそう、唯一爆笑した箇所が。
小野川公三郎くんと合体した後、自分が実は処女だったとわかった映子たんが(露天風呂で見知らぬ男に襲われて気絶。その間に処女を奪われていたと信じていたのよ)、「初めての男は公三郎くん!」とルンルン気分でいると、公三郎くんは彼女に500円札1枚(!)を渡して「あと腐れのない関係」(つまり、これっきりってことね)を強調、これに逆上した映子たんは、
あたしの処女は、たったの500円なのねー!!!
と、笑いながら号泣するのでしたよ。
とてつもなく悲惨なはずなのに、死ぬほど笑ってしまいました。
究極の価格破壊。
(於:日本映画専門チャンネル)
おまけ:あの頃、大映に彼女がいたなら・・・・(無理無理)。
お待ちかね(誰も待ってなんかいないよ!)、「高校生番長」シリーズ第3作。
前作(『棒立てあそび』)での無謀な演技が評価されたのか、南美川洋子たんを蹴散らして、八並映子たんが単独主演を張っています。
でもね、はっきり言って、つまんないのよ、これが。
「これが大映カラーさ!」と言われてしまえばそれだけなのだけれど、最初から最後までどよーんとしっぱなしで、ぱっといたしません。
またこのどよーんとした空気に、八並映子たんのどよーんとした美貌(カールおじさんとイソジンのカバに似てる気が)が見事にマッチ、救いようのない世界を形成しております。
変に「野良猫ロック」シリーズを意識した点も、なんだかいただけませんね。
やっぱり、きれいどころ(南美川洋子たん)がいないと、つらいわ。
お話の内容は、あいかわらずくだらない喧嘩とレイプの連続に加えて、八並映子たんが「処女か処女でないか」に、皆さん、異様に拘ってます。
どうだっていいじゃん。
松坂慶子たんが出てたけど、ストーリーには関係ない単なるにぎやかしなので、ほとんど盛り上がらず。
ま、それでも、傾きかけたあばら家(大映)の屋台骨を映子たんが支えていたのは紛れもない事実。
その点は、きちんと押さえておきたいものです。
あ、そうそう、唯一爆笑した箇所が。
小野川公三郎くんと合体した後、自分が実は処女だったとわかった映子たんが(露天風呂で見知らぬ男に襲われて気絶。その間に処女を奪われていたと信じていたのよ)、「初めての男は公三郎くん!」とルンルン気分でいると、公三郎くんは彼女に500円札1枚(!)を渡して「あと腐れのない関係」(つまり、これっきりってことね)を強調、これに逆上した映子たんは、
あたしの処女は、たったの500円なのねー!!!
と、笑いながら号泣するのでしたよ。
とてつもなく悲惨なはずなのに、死ぬほど笑ってしまいました。
究極の価格破壊。
(於:日本映画専門チャンネル)
おまけ:あの頃、大映に彼女がいたなら・・・・(無理無理)。
by sen1818
| 2004-09-22 00:42
| 映画