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今日も行ってきました。

照子未亡人もお見えでした。

今日の上映は『亡霊怪猫屋敷』『狂戀詩』『ドラゴンへの道』の3本。
トイレが近い李小龍(『ドラゴンへの道』)も観たかったのですが、昨日、夕食の支度をさぼったため、今日は2本目までで切り上げて帰宅、家事をしました。

お客さんの入りは、昨日よりも少なかったですね。
特に1本目。
面白かったのになあ。

亡霊怪猫屋敷』は、新東宝時代の作品
「監督・中川信夫(『邵氏電影初探』では「恐怖大師」と紹介されていました)、助監督・石川義寛」という怪談兄弟(違うってば!)による、時をかける化け猫映画
やっぱり、こういうおどろおどろしい映画は、大画面・大音響で観るべきですね。
現代編・モノクロ、時代劇編・カラーという2部仕立ての作品で、現代編も、今と6年前(回想)の2つの部分に分かれており、都合、3段構成になっていました。

モノクロ部分が、怖いよ。
空いてるから余計怖かったっす。
いつの間にか隣りに誰かが座っていそうで。

突然、暗がりから白髪ぼーぼーの婆さん(時をかける化け猫)が出てきてさあ。
婆さんが主人公の妻を殺そうとするところの映像が、なかなかユニークでした。

時代劇部分は、「三毛猫(タマ)かわいい」で終了。
引きと寄りの使い方や、カメラのアングルがいろいろ変化するので、その辺を注意しながら観ていましたです。

『狂戀詩』は、何度も述べているとおり、中平康(楊樹希)監督による『狂った果実』のセルフリメイク。
昨年、「中平康レトロスペクティブ」で観て以来、2度目の鑑賞でした。

映画は、最初の部分がオリジナルと違う他、一番違うのがラスト。

いきなりホラーになります。

藍與黒』の頃はスマートだった金漢(石原裕次郎の役どころ)も、この頃になるとすっかりゆうたろう状態になっており、かなりきついものがあります。
何よりいけないのは、単なる色魔にしか見えないこと。
だから、胡燕妮とのラブシーンでも、つい笑いが・・・・。
王福齢のコテコテ音楽が、色魔感をさらに増幅させていました。

でも、ゆうたろう、もとい、金漢の色の黒さとお肉ムチムチな身体つきって、どこかで見たことあるなあと思っていたら、わかりました、辰兄イみたいなんですよ。

梅宮辰夫の『狂った果実』。
んー、納得(おいおい)。

ただし、テレンスママこと胡燕妮は、ほんとにきれいです。
中平監督はかなりの女優好きだったそうですし、西本さんも女優を美しく撮るカメラマンでしたから、テレンスママの美こそが、この映画における最大の収穫と言えるのかもしれません。

ところで、今回は上映されませんでしたが、やはり「中平康レトロスペクティブ」で観た『猟人』(『猟人日記』のリメイク)は、香港映画におけるエロ描写の歴史を考える上で非常に重要な作品だと個人的に思っています。

またどっかでやってくれないかなあ。

もう一つ欲を言えば、2000年の香港國際電影節で上映された『飛天女郎』(中平監督、西本さん撮影)も観てみたいものです。

そんなわけで、わたくしの「西本正まつり」は本日で終了。
勝手に協賛企画は、あと1回(『藍與黒 下集大結局』)やりますです。
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by sen1818 | 2004-11-30 22:47 | 映画

何が彼女に起こったか?

岩崎恭子、金メダルヌード写真集…来月下旬発売へ

ちょっとびっくりしたもんで。
このネタ、今週の『週刊大衆』が一足先に取り上げていましたが、ガセだと思っていましたよ。

ほんとだったのね。
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by sen1818 | 2004-11-30 11:38 | 妄想靡話
というわけで、行ってきました「西本正まつり in 東京」初日。
上映作品は、『梁山伯と祝英台』『香港ノクターン』『大酔侠』の3本。

そして、やっぱり3本観ちゃいましたー!!!

気になるお客さんの入りはというと、半分行くか行かないかといったところ。

ちょっとさみしいやね。

照子未亡人も、『梁祝』をご覧になっておられました。

『梁祝』、何度観てもうるうるきちゃいますよ。
「あほか」と言われるかもしれないけど。
「男装した女性の兄弟愛」っていうのも、この上ない倒錯ですし。

『香港ノクターン』、ほんとはパスして虎屋文庫でやってるお菓子の展覧会を観に行こうと思っていたのですが、『梁祝』を観終わったところでなぜか私の脳裏を、

A GO~GO~ (ア、ゴーゴー)

だの、

香港美麗的晩上~  (しゃーんがーん、めいりーでぃわーんしゃーん~)

だのといった服部メロディーがよぎり始めたため、急遽予定を変更、観てしまいました。
通常、姉妹だと「長女貞淑、次女奔放」(『四千金』みたいに)になりそうなもんですが、ここでは「長女奔放、次女貞淑」という設定になっているのが、ちょっと面白いのかなあと今回思いました。母親がいないのなら、ふつうは長女が母親代わりになるはずなのにね。
それにしても、田豊演じるバレエの先生、いつ観ても怖いわ。
『山中傳奇』の田豊も怖いけど。

『大酔侠』、やっぱええわあ、鄭佩佩。
でもって、鄭佩佩の従者の中に潘迎紫もいるので、「可愛い」と喜んでしまいました。
ちょうど加藤泰監督の映画に出たのと同じ頃だと思います。
ちなみに、潘迎紫はこの映画で(『徳川いれずみ師 責め地獄』の田中春男みたいに)白塗りしてた陳鴻烈と職場結婚しちゃうんですから(後に離婚)、人生わかりませんねえ。
岳華が鄭佩佩の身体から毒を吸い取る場面は、「ストイックな中のエロチック」で、ぞくぞくいたします。
でも、あの家のセット、今はなき「としまえんのアフリカ館」みたいだよ。

そんなこんなで終日映画鑑賞を楽しみましたが、しかーし!

なぜ、福岡のパンフレットそのまま?

がっかりしました(中身もけっこう間違いが多いので、正誤表を入れた方が・・・・)。
(福岡でのイベントの模様はこちらの旅行記をご覧下さい)

監督と俳優のプロフィールを、追加資料として添えて欲しかったです。
有料にして下さってけっこうですんで(今回も無料配布。さすが元お役所、太っ腹!)。
特に樂蒂なんか、一度は東映が売り出そうとしたスターなんですし。

あまりに残念なので、『週刊明星』1962年2月25日号に掲載された樂蒂に関する記事を、少し長くなりますが最後にご紹介しておきます。

香港スター樂蒂が日本へ・・・ スゴイ美人! 5月東映『香港旅情』に出演

去年『香港の夜』(東宝)で大いにウケた尤敏と人気をきそう、香港のトップ女優樂蒂が、1月31日ハネムーンの途中来日、東映と合作映画の打合せをおこなった。
樂蒂は、上海生まれの美人スターで、肌のキレイなことも評判。
歌や踊りはその道の専門家はだしの名手で、最近作のミュージカル映画『夜半歌声』も大ヒットした。
時代劇に多く出演しているので、乗馬などもお得意のようだ。
5月初めクランク・イン予定の東映初の合作映画『香港旅情』(大林清原作・渡辺邦男監督)は、日中両国パイロットの友情と恋をえがくメロドラマである。
そのうちの約二分の一は香港ロケになるという大がかりなもの。
香港のほか、マラヤ、シンガポールなど、東南アジアの風景がふんだんに盛り込まれるはずだ。
去年の暮、熱烈な恋愛結婚をした樂蒂の夫君は、以前連合映画の作品(『海棠花』・せんきち注)で日本ロケに参加したこともある香港スター陳厚で、こんどの映画にも愛妻と仲よく出演する。
配役は日本人パイロットに高倉健、中国人のほうに陳厚。その高倉と、没落した香港の富豪の娘樂蒂との間に、ロマンスがめばえ、陳厚と三田佳子のデザイナーとが愛情に結ばれるというストーリー。
陳厚、樂蒂夫妻は、6日記者会見をおこなったが、さすが新婚ホヤホヤだけに、むつまじさもひとしお。
ことに香港スターの人気投票で尤敏をしのいだという樂蒂の美しさは、報道陣の目をうばった。
たまたま3月10日ごろ来日をつたえられる尤敏も、東宝の合作映画を撮るため、樂蒂対尤敏の人気スター合戦も楽しみである。

明日も、観に行きます。

付記:パンフレット、『大酔侠』のヒロインの名前(金燕子)が、なぜか金雀子になっていました。弱そう・・・・。
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by sen1818 | 2004-11-29 23:46 | 映画

西本正まつり in 東京

a0012778_0493463.jpgいよいよ明日(正確には今日なのか)から、「西本正まつり in 東京」(仮名)が始まります。
当方、3回券1枚と1回券1枚、つまり4回分のチケットを購入したものの、何を観に行こうか、いまだに迷っております。
当初は12月4日(土)・5日(日)の2日間に固めうちで観ようと思っていたところ、両日共どうしてもはずせない用事が入ってしまい、やむなく映画のほうは断念。
したがって、11月29日(月)・30日(火)にむりやり観に行くことにしたのですが、先だって福岡で観たばかりの『梁祝』や『香港ノクターン』もまた観たいし、『狂戀詩』も去年1回観たきりなのでもう1度観ておきたいし、おまけに新東宝映画も観たいしで、的を絞りきれておりません。
もちろん、『大酔侠』は絶対に観るつもりですし。

いったい、どうしたものか。

もう少し考えることにします。

さて、話は変わりますが、『狂戀詩』に関するコネタを少し。

ご存知のとおり、『狂戀詩』は『狂った果実』のリメイクですが、男優の魅力がどうしても日本のそれよりは劣ってしまうため、出来としてはかなりきつい部類に入ってしまう映画だと思います(興行成績も、ふるわなかったようです)。
しかし、ヒロイン(北原三枝の役どころ)を演じた胡燕妮(ジェニー・フー。お写真)は、先ごろ発売された『邵氏光影系列 百美千嬌』(香港三聯書店)に寄せた序文(「譲人驕傲的時代」)において、自分の好きな出演作品3本の中にこの映画を入れていました(他の2本は『何日君再来』『新不了情』)。
劇中、当時の香港映画としてはかなり大胆なラブシーンがあったため、ご主人の康威がものすごく焼きもちを妬いたのだとか。
作品の評価はともかく、出演者からは今なお愛される映画であることだけは、たしかです。
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by sen1818 | 2004-11-29 00:58 | 映画

あやしい上海蟹

近所のスーパー(T急ストア)で、あやしい上海蟹を発見しました。
一応、「阳澄湖大闸蟹(陽澄湖大閘蟹)」というラベルがついていましたが、スーパーの値札には

中国もくずがに

とあり(もくずなんて、悲しい名前。もずくじゃないよ、念のため)、その下に括弧して小さく

上海がに

と申し訳程度に記入されていました。

不正表示逃れ?

天下のT急グループともあろうものが。

好奇心に駆られて、とりあえず購入。
帰宅後、さっそく蒸して夕餉の食卓へ。
肝心のお味はというと・・・・

んー、よくわかりません。

だいたい、上海蟹がそんなにうまいものなのかどうかが、あっしにとっちゃあ理解不可能な事項なのですわ。
天性の味音痴なもんで(開き直るなよ)。

とりあえず、みそはおいしくいただきました。

後はお写真でも、ご覧下さい。
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問題の蟹(写真上)。一応、ラベル(写真下)が付いています。とっても偽物臭いわ。
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自信なさげな値札(写真下)。お買い得品ゆえ、お値段たったの398(サンキューパッ!)円。ますます偽物臭い・・・・。
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付記:上海蟹といえば、張愛玲が脚本を執筆した1963年の香港映画『家族小兒女)』(電懋。王天林監督)では、男女の出会いの小道具として用いられていました。
混雑するバスの中で雷震の持っていた上海蟹(香港式に籠に入っていました)の爪が尤敏の服を掴んで離さなくなり、仕方なく2人してバスを降りたところ、互いにかつてのクラスメートであったことに気付き、思わぬ再会に喜ぶという展開でした。
なかなか粋な仕掛けですね。
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by sen1818 | 2004-11-28 23:02 | しようもない日常

イギリス人もびっくり!

Japanese warm to the new face of an old enemy

英国『タイムズ』紙に載ったヨン様関連記事。
今回の来日、ヨーロッパでも大注目のようです。
しかし、記事に出てくるHanako UmedaさんやSugiko Saitoさんって、実名さらしちゃっていいんでしょうか?

ついでに、こちらの記事もどうぞ。
先ほどテレビで観たのですが、ヨン様の写真を見て、泣いていた方もいらっしゃいました。

ご真影?

も一つついでに。
中井貴一&寺島しのぶが張藝謀の新作に出演するという情報、中国メディアでも報道が出ました。

楽しみです。
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by sen1818 | 2004-11-28 00:26 | テレビなど

本物はこれだ!

a0012778_040542.jpg章子怡:「セミヌード写真許さない!」、訴訟か?

インターネット上で、章子怡(チャン・ツィイー)のセミヌード写真が氾濫した事件に関して、マネージャーが法的手段に訴えるとの方針を示した・・・・

関連記事は、こちら

先日お知らせした合成写真騒動、本物の記事写真がようやく出ました(左の写真)。
上手くくっつけるもんですねえ(感心してる場合じゃないよ)。

でも、法的手段に訴える場合、いったい誰を訴えるんでしょう?
作成者の特定はできたんでしょうかね?
なんだかよくわかりません。

以下は、ちょっと気になる情報。

金馬影展/評審認為「2046」木村沒入圍一點也不可惜

今年の金馬奨で審査員をつとめる東陽一監督の木村拓哉に対する辛口コメント。
これに関連して、ベッドシーンでの子怡ちゃんへの「痛そう」との評には、全くの同感。

今週末、六本木ヒルズでヨン様とビョン様が激突

ヨン様ファンは車に激突(ウソ。殺到)してけが人まで出したそうですが、今度は明星同士が激突する模様。
頂上対決?

付記:今日、当方ご自慢(?)の「片付けられない女の部屋」でCDを漁っていたところ、『戦火の絆(天若有情Ⅲ 烽火佳人)』のサントラ盤が出てきました。
で、久しぶりに聴いてみたら、主題歌を初め、いくつかの曲の作曲者が杜琪峰監督の名前になっていました。

ほんとに作曲したんでしょうか?

買った時(7年ぐらい前、たぶん)にも不思議に思ったんですけれど、今さらながら疑問だわ・・・・。
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by sen1818 | 2004-11-27 00:42 | 映画
当方の部屋にある、テレビデオのビデオだけが壊れました。

まったくの突然。

ビデオテープを食ったまま、吐き出してくれません(レンタルビデオじゃなくてよかったよ)。

操作不可能です(キーキーと、不気味な音がします)。

ちなみに、テレビは正常に稼動中。

明日の朝、近所の電気屋に持って行って修理してもらおうかと思いましたが、修理料金を調べたところ、どうやら新しいビデオデッキを買った方が安上がりのようです。

んー、どうすべきでしょうか?

ビデオデッキは別にもう1台遊んでいるのがあるので、これを新たに繋げば今のところ問題はないのですけれど。

5年位でぶっ壊れるようにできてるんですかね、今の家電は。
前のビデオデッキも5年でぶっ壊れて、今度のテレビデオ(のビデオデッキ)も5年でぶっ壊れました。

修理に出すか否か、一晩考えることにします。
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by sen1818 | 2004-11-26 23:53 | しようもない日常
1973年12月15日・22日、日本テレビ・東宝。山本迪夫監督。酒井和歌子、藤竜也主演。

香港ロケあり」というだけの理由でだらだら観ている昔のドラマの第5回と6回(第4回はこちら)。
第5回を観た後感想を書かずにいたら、第6回も放送されてしまったため、まとめて取り上げます。

第3回のラストで赤座美代子たんが殺害されたのを皮切りに、以降は殺人のオンパレードと化したこのドラマ、第5回では村井国夫が死亡(というか、とっくに死んでいたのよ。香港ロケにも行けず、勝手に殺されてしまった哀れな村井さん)、田口計は酒井和歌子たんを殺そうとして(懲りない人だね)うっかり足を滑らせてビル7階から転落、重傷を負います。

7階から落ちても死なない田口計、あんたは不死身の男だよ。

続く第6回では、なんとか命だけは助かった田口計も殺され、和歌子たんが事件のカギを握る女としてようやく探し当てた元ホステスも殺されます。

人、死に過ぎ。

っつーか、肝心の事件の謎解き部分が退屈なため、そこを大量殺人で補っているかのようなところがあって、それがさらにつまらなさを増幅させています。
この手のドラマ(事件の真相を究明する)の常とはいえ、警察(香港&日本)も見事なまでにおバカですし。

前回、香港に1人残った藤竜也は西沢利明殺しの犯人にさせられたため、こっそり香港を脱出(船でね)、日本に密入国して和歌子たんと合流、せっせと謎解きに励みます。
こっそり脱出して密入国するわりには、手引きをしてくれた香港人(馴染みの店のバーテン)が、

はい、これ、パスポートとビザ。

と、書類を渡してくれる(どうせ偽造だろうけど)のは、なぜなんでしょ?
密入国なら必要ないはずなのにさ。
でもって、日本へ着いてからは変装するでもなく、いつものむさいヘアースタイルにサングラスとヒゲ面。

藤さん、目立ちますよ。

えー、それで、気になる(え?ならない?)ドラマの展開ですが、今回の連続殺人には、かつて香港にあった高級売春クラブと、そこで働いていた日本人女性たちが絡んでいることがようやっとわかってきます。
そしてその中に、和歌子たんが働く商事会社の社長夫人(たぶん後妻。二宮さよ子たん)がいたらしいことや、田口計がそこの常連客だったことも。
犯人は、その秘密がばれることを恐れて、殺人を繰り返しているのでした。

んー、売春ネタと来たか。
「香港=麻薬&買春」という図式でしょうか。

でも、わざわざ香港くんだりまで行って、同国人を買う日本男性っているのかなあ。
やっぱり、せっかくだから地元の方と、と思うのが人情ではないでしょうか(売買春の是非は別にしてね)。

というわけで、なんだかよくわからんうちにいよいよ次回が最終回。
いったい誰が犯人なのか?(って、たぶん・・・・以下自粛)

(於:ファミリー劇場)
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by sen1818 | 2004-11-26 02:02 | テレビなど
1969年、大映東京。臼坂礼次郎監督。南美川洋子、渥美マリ、八代順子、津山由紀子、水木正子主演。

「ある女子高校医の記録」シリーズの谷間に生まれたグレードアップバージョン
「赤い制服」というからには、カラーです、カラー(「ある女子高校医の記録」シリーズはモノクロ)。
大映5人娘(南美川洋子たん、渥美マリたん、八代順子たん、津山由紀子たん、水木正子たん)が見習看護婦に扮して、病院内で大騒動を繰り広げます。
正確には「赤い制服」ではなく、「桃色の制服」でしたが(この他、黄色や緑 青、紫色の制服も登場)、だからといって「桃色制服遊戯」なんていうタイトルにしたら、映倫審査に引っかかりそうですね、はい。

5人娘全てに花を持たせる脚本構成のため、5話オムニバス形式のようなストーリー展開になっていました。
それぞれがそれぞれに変わった方法(お色気、催眠術、音楽療法、漢方薬、他)で1人ずつ重症患者を救っていくのですが、お色気で患者を治すといっても、露出度低のためやや説得力不足でした。他のエピソードもやや平凡。
それよりは、点滴用の器具に割りしたを入れてすき焼きパーティーをしたり、便器内に落とした指輪を鉗子で拾ったりといった医療器具の悪用の方が、ユニークでした。
意地悪な先輩を懲らしめようと、風呂場の浴槽にこっそり唐辛子を入れて「唐辛子責め」にするというアイデアは、『徳川女刑罰史』のようなストレートな唐辛子責めよりはソフトですが、なにしろ全身攻撃ですから、しみるでしょうねえ。ひりひり。
しかし、5人娘のやりたい放題よりも、実はお局婦長(若水ヤエ子たん)と院内食堂のコック(藤村有弘)の熟年恋愛の方が、当方にはずっと面白かったです。

病院内の看護婦の世界を大奥に見立てて、婦長連中を「お局」呼ばわりしたり、看護婦寮で各部屋の室長が同室の後輩のことを「部屋子」と呼んだりと、この年(1969年)の3月まで関西テレビ系で放映されていたドラマ『大奥』の人気にあやかっているようなところが、まま見受けられましたです(本作の公開は4月19日)。

それにしても、津山由紀子たんって、カラーで観ると、けっこうお肉パツパツでブ・・・・(以下自粛)。

最初はミーハー気分(死語)で見習看護婦をしていた5人娘が、やがて本物の看護精神に目覚め、岩手の無医村に皆で向かうというオチは、正直言って「ありえねー!」でしたが、それなりに清清しかったので、ま、よしとしましょう(BY:柳生博)。

でもこれ、なんで1作だけで終わっちゃったんですかね?
ナース服よりもやっぱりセーラー服だったんでしょうか、当時のオヤジたちには。
コスプレシリーズとかにすれば、けっこういい線行ったんじゃないかと思うんですが。
見習看護婦の次は、『ある見習尼の記録』に『ある温泉女中の記録』に、ええっと、それから・・・・。

勝手に妄想に耽ってて下さい(と、自分で自分につっこむ)。

(於:日本映画専門チャンネル)
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by sen1818 | 2004-11-25 21:40 | 映画