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不夜街1 危険な天使たち (古惑女之決戦江湖)

1996年、香港。鄧衍成監督。李麗珍、莫文蔚、呉鎮宇主演。

6月に『不夜街2 復讐の天使たち (紅番區)』を取り上げたさい、こちらも観ますと書いておきながら、いまだに観ていませんでした。
ようやっと観ましたので、おくればせながら・・・・。

一応、香港のずべ公映画なんですが、半分は呉鎮宇(ン・ジャンユー。ラララ、フランシス~)の映画(劇場公開時のタイトルは、『欲望の街・純愛篇 紅い疾風』。例によってキネ旬データベース、小春が出てることになってるわ)。
やっぱり、彼、いいよなあ。
「古惑仔」シリーズに繋がる作品群で彼が演じたチンピラ役を、ここでも演じています(っていうか、この映画も「小惑仔」系列なんですが)。
荒木一郎と渡瀬恒彦をブレンドしたようなキャラ、とでも言いましょうか。
ただ、ヤクザというよりは、愚連隊に近いかも。

ずべ公と愚連隊・・・・。なんて素晴らしい!(ビデオの発売元、東映だし)

彼も最近はテレビドラマでパイロット(!)を演じたりしてるみたいですが、変に落ち着いたりせずに、まだまだギラギラしていてほしいものです。

しかし、李麗珍(ロレッタ・リー。やっぱ可愛いですね)が呉鎮宇とでなく、自分を捨てた昔の男とヨリを戻すのが大いに不満。
それまで無敵の女強人だったのが、急に新派大悲劇になっちまうもんで、こちらとしてはついていけませんです。

男無しでもOKさ!ぐらいじゃないとね。

それから、まあ、普通に考えればそうなのでしょうが、基本的に「体力的には男の勝ち」という鉄則の下に撮られているので、男性との乱闘場面でのお姉ちゃん方の働き振りが、あまりスカッといたしません。
キャットファイトは、けっこうイケてましたが。

莫文蔚(カレン・モク)は、蛇の刺青してますが、心は一途な純情ずべ公。
李麗珍の元カレに片思いしていましたが、潔く身を引きます。
女任侠ですね。

李力持(リー・リクチー)やら、谷徳昭(ヴィンセント・コック)やら、文雋(マンフレッド・ウォン)やら、チョイ役でいろいろな人が出てきますが、成奎安(シン・フィオン)がお茶目でした。
気弱な役をやってもいい線いってる、というか、ずっと前に観た(記憶あやふや)『夜生活女王之霞姐傳奇』葉子楣(エイミー・イップ)の僕みたいな役をやってたのが、わたくし的に妙に印象に残っていて、こういう彼が大好きなんですよ。

あらら、女優を観るためにビデオを借りたはずが、男優ばっかの記述になってしまった。
ひょえ~!

付記:余談ですが、今日『鉄砲玉の美学』を再見しつつ思ったこと。中島貞夫監督の『唐獅子警察』なんて、香港でリメイクすると面白いんじゃないのかなあ。離島出身の兄弟という設定で。だめ?
by sen1818 | 2004-08-08 23:32 | 映画

貯まるかな? (管理人名:せんきち)


by sen1818