1975年、香港(嘉禾)。呉宇森監督。黄家達、田俊、金昌淑主演。
以前、
予告していた
作品。
大陸版字幕なしDVDのため、管理人による「
妄想&思い込み過多」な解釈となっております。
あらかじめ、ご了承下さい。
あらすじは、たぶん下記のような感じ。
中国人武術家・范中傑(黄家達)は、跆拳道の名手・申栄正(池漢載)に他流試合を申し込むため、韓国へやってきました。
その途中、彼は大学で跆拳道を教える南宮(田俊)と知り合い、また、一人の美しい女性(金昌淑)と出会います。
范は、申がいるという道場を訪れますが、現在の道場主である袁(楊威)から「申は既に引退した」と言われます。
実は、袁は跆拳道界を自分の勢力一色で塗りつぶすことを目標にしており、弟子を使って道場破りをやらせるという悪辣な心の持ち主だったのでした。
袁は、目の上のたんこぶである白木の道場をつぶそうと自ら乗り込むものの、白木の見事な技の前にあえなく敗退します。
この様子を見た范は、白木に弟子入りを志願しますが、范の中に殺気を見て取った白木は、范に「まず、忍の精神を学べ」と諭すのでした。
白木のもとで心・技・体の修業を積んだ范は、やがて白木も認めるほどの跆拳道の使い手となります。
白木の計らいで、申との試合がようやく実現することになり、申の家へ挨拶に赴いた范は、そこであの美しい女性と再会します。彼女は、申の娘だったのでした。
そして、試合の日、范は申を倒しますが、申の娘が涙ぐむ姿を見て、彼の心は深く傷つきます。しかし、申は武術家としての范を認め、娘の指導を范に頼みます。
范と申の娘の距離は急速に近づきますが、彼女に思いを寄せる南の胸中は複雑でした。
そこに目をつけた袁は、范と南の友情にヒビが入るように画策、さらには白木をだまし討ちにして瀕死の状態に追い込みます。
袁の企みに気付いた范と南は、ついに立ち上がり、袁に決闘を挑むのでした・・・・。
タイトルに「女子」と付く通り、冒頭や劇中でお姉ちゃんたちが大挙登場してのキャットファイトが展開、「すわ、ウー先生、敬愛する石井輝男監督を見習って、ピンキーバイオレンスに参戦か?」と思いたくなるのですが、これは本筋には全く関係なし。
だいたい、ストーリーを見てもわかるように、女なんかいなくてもきちんと成立するお話なので、女同士の争いの場面は、とってつけたような印象しかありませんでした。
ストーリーに絡むという点から考えると、途中から登場してクライマックスで主人公たちに最終兵器として立ちはだかる衣麻遼子たんぐらいです、きちんと本筋に食い込んでいるのは。
しかし、その彼女とても、ラストではものすごく中途半端な扱いで、ために映画のオチ自体も消化不良で終わっているという有様。
ウー先生、女を真正面から描くのが苦手なのか、それとも意識して避けているのか。
ま、「とにかく女を出せ!」というのは、おそらくレイモンドさん(鄒文懐)の命令でしょうから、ウー先生としては全く気乗りのしない企画で、ノルマをこなすために無理やり女を出した、というところだったのかも知れません。
決闘を目前に控えた田俊が、自分に思いを寄せるお姉ちゃんと一戦交える(ベッドでね)というエロ場面もしかり。
とってつけたようなと言えば、ラスト近くでのた打ち回る衣麻遼子たんの片乳ポロリも、とってつけたような展開でしたわ。
「アクションも脱ぎもOK」という条件で、出稼ぎさせられたんだろうなあと思います。
女工哀史。
それから、これは金昌淑嬢を引き立てるために無理やりこしらえた場面なのだと思いますが(無理やりばっかりだな)、ロマンチックな音楽(BY 顧嘉煇〔ジョセフ・クー〕。『男たちの挽歌』と一緒!)が流れる中、金嬢と田俊が冬枯れた草原をお手々つないでお散歩したり、金嬢と黄家達が2人してジョギングに励んだりするという、まるで「愛情文芸片」のような件がいきなり挿入されるのには、少々面食らいました。
これもレイモンドさんの命令?
以下、てきとーにお写真の解説。

金昌淑(キム・チャンスク)嬢。一応、ヒロイン。単なる添え物でしかないんですが。
現在の姿は、『
真実』でご確認下さい。

小林千枝たん。登場頻度異様に高し。しかし、そのほとんどで汚れ仕事をさせられていました。
映画の冒頭でいさましい組み手を見せていたと思ったら、いつの間にか、

こんなことに(自主規制してあります)。個人的に、敢闘賞を送りたくなりました。

衣麻遼子たん。黒いマントと赤い手錠、じゃなかった(役者が違うよ)、赤い道着で、

大暴れ!
田俊から「おまえは何者だ?」と聞かれて、「あたし?あたしはあたし自身さ」(超訳)と答えるところなんか、なかなかクールでした。

チョイ役で出ていた元華。ぼこぼこにやられて出番終了。

おまけ。韓国の拓ぼん。