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香港からの手紙 (第5回・第6回)

1973年12月15日・22日、日本テレビ・東宝。山本迪夫監督。酒井和歌子、藤竜也主演。

香港ロケあり」というだけの理由でだらだら観ている昔のドラマの第5回と6回(第4回はこちら)。
第5回を観た後感想を書かずにいたら、第6回も放送されてしまったため、まとめて取り上げます。

第3回のラストで赤座美代子たんが殺害されたのを皮切りに、以降は殺人のオンパレードと化したこのドラマ、第5回では村井国夫が死亡(というか、とっくに死んでいたのよ。香港ロケにも行けず、勝手に殺されてしまった哀れな村井さん)、田口計は酒井和歌子たんを殺そうとして(懲りない人だね)うっかり足を滑らせてビル7階から転落、重傷を負います。

7階から落ちても死なない田口計、あんたは不死身の男だよ。

続く第6回では、なんとか命だけは助かった田口計も殺され、和歌子たんが事件のカギを握る女としてようやく探し当てた元ホステスも殺されます。

人、死に過ぎ。

っつーか、肝心の事件の謎解き部分が退屈なため、そこを大量殺人で補っているかのようなところがあって、それがさらにつまらなさを増幅させています。
この手のドラマ(事件の真相を究明する)の常とはいえ、警察(香港&日本)も見事なまでにおバカですし。

前回、香港に1人残った藤竜也は西沢利明殺しの犯人にさせられたため、こっそり香港を脱出(船でね)、日本に密入国して和歌子たんと合流、せっせと謎解きに励みます。
こっそり脱出して密入国するわりには、手引きをしてくれた香港人(馴染みの店のバーテン)が、

はい、これ、パスポートとビザ。

と、書類を渡してくれる(どうせ偽造だろうけど)のは、なぜなんでしょ?
密入国なら必要ないはずなのにさ。
でもって、日本へ着いてからは変装するでもなく、いつものむさいヘアースタイルにサングラスとヒゲ面。

藤さん、目立ちますよ。

えー、それで、気になる(え?ならない?)ドラマの展開ですが、今回の連続殺人には、かつて香港にあった高級売春クラブと、そこで働いていた日本人女性たちが絡んでいることがようやっとわかってきます。
そしてその中に、和歌子たんが働く商事会社の社長夫人(たぶん後妻。二宮さよ子たん)がいたらしいことや、田口計がそこの常連客だったことも。
犯人は、その秘密がばれることを恐れて、殺人を繰り返しているのでした。

んー、売春ネタと来たか。
「香港=麻薬&買春」という図式でしょうか。

でも、わざわざ香港くんだりまで行って、同国人を買う日本男性っているのかなあ。
やっぱり、せっかくだから地元の方と、と思うのが人情ではないでしょうか(売買春の是非は別にしてね)。

というわけで、なんだかよくわからんうちにいよいよ次回が最終回。
いったい誰が犯人なのか?(って、たぶん・・・・以下自粛)

(於:ファミリー劇場)
by sen1818 | 2004-11-26 02:02 | テレビなど

貯まるかな? (管理人名:せんきち)


by sen1818