博多人形への道 (むりむり) その3

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11月13日(土)
午前9時起床。
本日の対談&『香港ノクターン』は午後2時からなので、午前中どうやって過ごすか、朝食をとりながら検討。
天神にある日帰り温泉に行こうかとも思いましたが、どうせ循環だろうし、服の脱ぎ着が面倒なので、結局、博多駅前のネットカフェで暇つぶしをすることに決定、11時前にチェックアウトした後、その足でネットカフェに向かいました。
一般席1時間390円、超豪華マッサージシート付き半個室1時間480円だったので、マッサージシートの方を指定、機械に無理やりもまれながら、メールチェックなんぞをいたしました。

1時間後に精算して、近くのトンカツ屋さんで昼食をとり、バスで図書館へ。
12時15分頃バスに乗って、図書館に着いたら午後1時15分過ぎ。
1時間以上かかったよ。

やっぱり遠い。

対談のゲストに蔡瀾(チャイ・ラン)氏が来ることもあって、この回の整理券は品切れ。
会場も、ほぼ満員でした。
開演後、西本さんの未亡人である照子さんからのご挨拶が入り、続いて対談に突入(図書館長の話もあったな、そういえば)。

a0012778_12415822.jpg対談のテーマは、「日本・香港映画交流の現場」。
司会が山根貞男氏、ゲストは先にあげた蔡瀾氏の他、香港の著名な映画評論家・研究家である羅卡(ロウ・カー)氏が招かれていました。
1時間30分ほどの対談中、半分は山根氏のお話。
残り半分のうち、3分の2が蔡瀾氏で3分の1が羅卡氏といった配分でした。

もうちょっと、羅卡氏のお話が聞きたかったのですけれど。

蔡瀾氏のトーク、面白かったのですが、あまりにあけすけすぎて、ここでは書けないことが山ほど・・・・。

西本さんに対しては「名前(正)の通り、正しい人だった」と敬意を表する一方で、中平康監督なんか、ただの「アル中」にされちゃっていましたし。
特に、井上梅次監督に関するお話は、個人的な感情がかなり入っているのか、ほとんど「暴走機関車状態」でした。

たしかに、西本さんも井上監督についてかなり辛辣な発言を遺していましたが、しかし、ここで注意しなければいけないのは、井上監督に対する「人物評価」と「作品への評価」を混同してはならないということです。
ましてや、井上監督が香港で撮った作品の内、日本で紹介されたのは『香港ノクターン』1本きりです。
我々がやらなければならないことは、井上監督の人間性を云々することではなく、作品を観ることのはず。
すでに香港ではかなりの作品がソフト化されていますから(一例)、まずはそれを観ていくことから始めなければいけないと思います。

さすがに羅卡氏はその点冷静で(個人的な感情がないせいもあるのでしょうが)、中平監督についても、「彼は香港映画界ではその才能を十分に発揮することができなかったのだ」とフォローした上で、中平監督の『黒い賭博師』が香港のギャンブル映画に与えた影響に関して言及しておられました。

あ、でも、井上監督へのフォローはなかったわ。

ギャンブル映画といえば、香港・マカオロケを行い、電懋の女優である白冰(谷啓の妹役)・莫愁(谷啓の元恋人で平田昭彦の情婦役)等が出演した『無責任遊侠伝(中国語題:澳門風雲)』も、ギャンブル狂の男(植木等)が主人公でしたから、何らかの影響関係があるはずです。

ああ、もっと話が聞きたかったっす。

(つづく)

付記:最初の写真は、西本さんが初めて香港に招かれたさいに撮影を担当した『神秘美人』のポスター。若杉光夫監督、李香蘭(山口淑子)主演です。
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by sen1818 | 2004-11-15 12:45 | しようもない日常

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