博多人形への道 (むりむり) その2

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11月12日(金) つづき
会場である福岡市総合図書館映像ホール・シネラは、シーサイドももちにあります。
福岡ドームより、もっと先。
バスは途中から都市高速に入り(高速道路を走るふつーの路線バス)、福岡タワー南口なるバス停で下車、図書館を探しますが、真っ暗でどこに何があるのかがさっぱりわかりません。
「何でこんなに真っ暗なんだ?」と思いつつ、地図を頼りにどうにか図書館に到着。
午後6時15分近くになっていました。

遠い。

a0012778_23224171.jpg開場まで15分ほどあるので、まずは展示を見学。
香港最初のカラー映画『海棠紅』(写真)の日本公開時ポスターやプレスシートが、なかなか珍しかったです。
でも、せっかくなのだから、戦後最初の香港ロケ映画『亡命記』のポスターがあってもよかったような。
それから、上映作品の出演俳優のポートレート、プロフィールの展示もほしかったですね。
プログラム(無料配布。太っ腹!)にも、記載がありませんでしたし。



ひとしきり展示物の写真撮影をした後、開場になったので入場。
きれいなホールです。
ここの図書館は、アジア映画の収集に力を入れていて、たしか『廣島廿八』のフィルムも収蔵していたはず。
まだまだ整理券が余っているようで、至るところに「整理券あります」の貼り紙が見えました。

とほほ・・・。

ホールの定員は、242席に車椅子スペースが4席。
お客さんの入りは、半分行くか行かないかといったところ。
仕方ないのかなあ。

a0012778_23245676.jpg午後7時。係のお姉ちゃんのアナウンスの後、『梁山伯と祝英台』(写真)の上映開始。
カメラマン・賀蘭山(西本正)の代表作であるのみならず、香港映画史に残る不朽の名作です。

実はわたくし、スクリーンで樂蒂の姿を拝むのは、これが初めてでございました。

きれいですねえ。

凌波も、いい男っぷりでした。
やっぱり、うちでたった1人、ちまちまVCDを観ているのとは、わけが違います。

大きな画面で観ると、「男装した女性(樂蒂)と男装して男を演じている女性(凌波)」の恋愛模様が、不思議なエロティシズム漂う世界を構築していることがよりいっそうクリアーになり、思わずうっとりしてしまいました。
上映当時、台湾のオバちゃんがたがハマリまくったという、その気持ちもよくわかります。
關芝琳(ロザムンド・クワン)のお父ちゃん(關山)も、ちょっこし出ていましたよ。
ラスト、この世で添い遂げられなかった山伯と英台が、雌雄の蝶となって飛び立つ場面では、うるうるしましたわ(この件の特撮は、円谷英二が担当しており、日本で撮影を行ったそうです。だから端役の人たちは皆日本人)。
ほとんど全てがセット撮影ながら、シネスコの画面いっぱいに雄大な光景が広がる映画でおました。

終映後、裏口から出るように指示されたため、バス停の場所が全く分からなくなり(なんせ真っ暗なもんで)、警備員さんに尋ねてようやくバス停に到達。
あそこで犯罪に巻き込まれても、たぶんやられっぱなしだろうなと思うぐらい、真っ暗で人がまばらでしたよ。

学生時代の後輩に電話を入れて、博多駅前で落ち合うことにし、やってきたバスに乗って駅へ。
やっぱり30分以上かかりました。

遠い。

やっとこさ博多駅に辿り着き、後輩と約5年ぶりの再会。
近くのダイニングバーで一献かたむけました。

が、ここでなんと彼女の口から、先日東京に出張して、梁朝偉に単独取材をしたという信じられない発言が!

あんた、そんな仕事もしていたのか(たしかタウン誌の編集とかいう話だったはずだが)。

しかし、彼女がどれほど香港映画に造詣が深いか、その点に関しては彼女の名誉のため、触れずにおくことにします。
いちおう、次回からその手のネタが来たら、まずわたくしに連絡するよう、釘を指しておきました(何様?)。

そうこうするうちに夜も更けたので、今夜はお開き。
博多駅で彼女を見送った後、ぶらぶら歩いてホテルへ帰りました。
帰ってから、またビールを飲みました。

どこでも飲んだくれ。
(つづく)
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by sen1818 | 2004-11-14 23:30 | しようもない日常