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大奥 (第3回) 命を縮める呪いの人形

1968年4月20日、関西テレビ・東映。橘ますみ、三益愛子、桜町弘子、中山仁主演。

第3回(こちらもどうぞ)。
悲惨度、さらに倍増。

「チームお万の方」筆頭補佐の重野(沢村貞子たん)が丑の刻参りみたいなことを始めてお楽ちゃんに呪いをかけていると、たまたまそこを通りかかった(お楽ちゃんとマブダチの)女中と鉢合わせ、口封じのため井戸に落として殺してしまいます。
この死を不審に思ったもう1人のマブダチ女中は、犯人が重野であることを突き止め、仇を打った後に自害して果てます。

お友達もいなくなり、たった1人のお楽ちゃん・・・・。

やがて月満ちて、お楽ちゃんはお世継(幼名・竹千代。後の4代将軍家綱)を産みますが、病に倒れ、竹千代も病弱だったため(実際、数えで40の時に死去)、家光は天海僧正の意見を聞き入れて、ついにお玉とドッキング。
それを知ったお楽ちゃん、精神状態もおかしくなってしまい、事実上の幽閉状態に置かれてしまったのでした。

この回に至って、今までさんざん意地悪をしてきたお万の方が、ちょっと後悔し始めます。
が、お玉はあいかわらずの「いやな女」。
晴れてお手付き中臈になってからは、花園ひろみたんなんかには目もくれなくなります。

いやあ、あっしもこれまで22本ほど橘ますみたんの映画を観てきましたが、こんなに気が塞ぐ内容のものは初めてでしたわ。
彼女、いろんな映画で酷い目に遭っているけど、ここまで陰に籠もったやつはなかったと思います。

明日、いよいよ最終話ですが、少しはいいことあるといいね、お楽ちゃん。

付記:この回で、ようやくますみたんは正真正銘の「主役」となり、タイトルバックのキャストでも1番最初に名前が出てくるようになりました。うれぴい。

(於:時代劇専門チャンネル)
by sen1818 | 2004-10-07 00:51 | 橘ますみ

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by sen1818