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私の名前はペイ!

『グリーン・デスティニー(臥虎藏龍)』の中で、張震くんにとっ捕まった章子怡ちゃんが、名前を聞かれて、

ペイッ!!!

と、唾を吐きかけると、張震くんが、

ペイか。漢族にそんな名前はないぞ。

と、言い返す場面があります(日本人なら、「林家ペー」がいますけどね)。

このように、中国の皆さんは侮蔑の表現として唾を吐きかける最、わざわざ「ペイッ!」と音を立てて吐くのですが、日本人は音もなく「プッ!」と吐き出すだけです。
ゆえに、『戦後秘話 宝石略奪』(1970年、東映)で、中国人娼婦に扮した賀川・アマゾネス・雪絵たんが文太に唾を吐く場面でも、日本人流に音もなく唾を吐きかけるのみでした。
が、やはりここは、「ペイッ!」と盛大な音を立てて、唾を吐きかけて欲しかったところです。

同じような例で言うと、石井輝男監督の『ならず者』(1964年、東映)で、高見理沙たん扮する小紅が死んだかどうかを確かめるさい、香港女性・明蘭役の三原葉子たんは胸に耳を当てて心拍を確かめるのですが、これは日本人流の生死確認方法で、中国人流だとまずは鼻の穴に指を突っ込む、じゃなかった、指をかざして、呼吸をしているかどうかを確かめるのが普通なのではないかと思いますです。
それとも、男性と女性では確かめ方が違うとか・・・・。

このようなしぐさ一つにも、お国柄が現われるものなのですね。
俳優の皆さん、演じるときには注意しましょう。

そう考えてみると、『さゆり』、いったいどうなっちまうんだろう?
by sen1818 | 2004-10-03 23:43 | 映画

貯まるかな? (管理人名:せんきち)


by sen1818